代 表 曲
ギターアンサンブルで演奏される定番曲をご紹介します。
早川正昭 バロック風シリーズ
ギターアンサンブルの定番中の定番。
ヴィヴァルディの「四季」に倣い、日本の民謡をバロック風に編曲してまとめたバロック風「日本の四季」が最も有名。中でもバロック風「春が来た」は極めて演奏頻度が高い。
「日本の四季」以外にも、バロック風「カンツォーネ」やバロック風「フォスター」、バロック風「クリスマス」などの組曲がある。中でもバロック風「サンタルチア」、バロック風「オールドブラックジョー」、バロック風「諸人こぞりて」などがよく演奏される。
バロック風「日本の四季」
春/「花」「さくらさくら」「春が来た」
夏/「我は海の子」「雨」「海」
秋/「虫の声」「荒城の月」「村祭り」
冬/「雪」「ペチカ」「春よ来い」
J.S.バッハ ブランデンブルグ協奏曲
大バッハによる有名な合奏協奏曲。6つの独立した協奏曲から成る。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、通奏低音のほかに曲によってはリコーダー、フルート、トランペットなども入る。
ギターアンサンブルに編曲される際に、リコーダーはそのままリコーダーパートとして残されることがある。ギターアンサンブルでよく弾かれるのは2番、3番、6番。
各ギター部の「伝統的な曲」とされていることも多く、第3番なら「ブラ3」と略されることもある。
第1番 ヘ長調 BWV1046
第2番 ヘ長調 BWV1047
第3番 ト長調 BWV1048
(第2楽章の原曲は2つの和音が書かれただけ。カデンツァが演奏される。)
第4番 ト長調 BWV1049
第5番 ニ長調 BWV1050
第6番 変ロ長調 BWV1051
A.ヴィヴァルディ 調和の霊感
作品番号3.
「四季」とならぶ、ヴィヴァルディの代表作。
全12曲から成る協奏曲集でヴァイオリン、あるいはヴァイオリンとチェロのための協奏曲である。それぞれ3楽章からなる。
ギターアンサンブルにおいてもどの曲もよく演奏される。その中でもずばぬけて演奏機会が多いのが8番。J.S.バッハはこれをオルガン用に編曲した(BWV593 オルガン協奏曲 第2番 イ短調)ので、ギターアンサンブルとしてはこちらを演奏する団体もある。
J.S.バッハ 管弦楽組曲第2番
ブランデンブルグ協奏曲とならぶ、大バッハの代表曲。
バッハの「管弦楽組曲」は第1番から4番まで存在する。それぞれ5〜7の舞曲で構成される。第3番の2曲目は有名な「G線上のアリア」
第2番はフルートがメイン。その他、ヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音から成る。フルートのパートがAlt 1st solo として割り当てられる。
第2番
ロ短調 BWV1067
1.序曲
2.ロンド
3.サラバンド
4.ブーレ
5.ポロネーズ
(中間部にドーブレという主部の旋律がバスに移り、
アルトがオブリガードを奏でる部分がある)
6.メヌエット
7.バディヌリ
W.A.モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク
天才モーツァルトの曲の中でも最も有名なものの1つ。セレナーデ13番とも呼ばれる。Eine kleine Nachtmusikは「小さな夜の曲」という意味。4楽章から成る。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの弦楽5重奏。
ギターアンサンブルでは最も有名な第1楽章のみが演奏されることが多い。
第1楽章 アレグロ ト長調 4/4
第2楽章 ロマンツェ(アンダンテ) ハ長調 2/2
第3楽章 メヌエットとトリオ(アレグレット) ト長調 3/4
第4楽章 ロンド(アレグロ) ト長調 2/2
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